今回の記事では助成金についてです。
助成金の仕組みや制度の説明、また美容室ならどの助成金を使ったらいいのか?を詳しく解説していきます。
この記事のもくじ
美容室にオススメ「キャリアアップ助成金」とは?

正社員化コース
有期契約労働者等を
・正規雇用労働者・多様な正社員等に転換または
・直接雇用した場合
このコースで受給できる助成金
有期雇用→正規雇用 | 一人あたり60万円(45万円) |
有期雇用→無期雇用 | 一人あたり30万円(22.5万円) |
無期雇用→正規雇用 | 一人あたり30万円(22.5万円) |
※( )の金額は中小企業以外
こちらのコースは2015年にあった、「正規雇用等転換コース」と似ており、
有期契約労働者などの非正規雇用の企業内キャリアアップを促進するための助成金です。
こちらの助成金は「キャリアアップ計画」等を作成し、提出することが必要です。
助成金の申請は、美容室のオーナー様でも可能ですが、
必要書類の確認・作成が必要で、期日を守って提出しなければなりません。
また、美容室によって合うもの・合わない助成金もありますので、注意が必要です。
ご相談などあれば、下記からお気軽にご質問下さい。
※弊社は社会保険労務士事務所ではありません。
そもそも助成金とは?

皆さんは助成金についてどんなイメージがありますか?
美容室のオーナーさんからよく耳にするのは
『申請するのが大変そう』
『ウチの専属の社労士さんはあまりやってくれないんだよね』
『この前申請したんだけど失敗しちゃったんだよね』
など、助成金に対してマイナス面や、難しいイメージを、お持ちの美容室さんが多くいらっしゃると思います。
ただその仕組を理解すれば現状自分のサロンが対象であれば申請しない手はありません。
後ほど詳しく説明しますが、多くの助成金を出している厚生労働省管轄の助成金であれば
書類の不備・期限の厳守・不正受給が無ければ、受給できる可能性はかなり高いです。(絶対ではないです。)
助成金とは
「銀行・信用金庫・日本政策金融公庫等から受ける融資とは違い、一定の条件をみたすことで国から返済しなくていいお金が受給される制度」
のことをいいます。
たまに融資と勘違いされがちで
「いつか返済しないとダメなんじゃない?」
と思われる方も少なくありません。
返済の必要は全くありません!
助成金は、そっくりそのまま会社の純利益とすることが可能です◎
助成金はどこら出てるの?
助成金のお金はどこから出ているか知っていますか?
実はあまり、知られておりませんが、助成金の原資となっているのは企業が納付している雇用保険料です。
雇用保険料は、被保険者の失業や再就職の際に給付される各種手当だけに使われているのではなく、企業の健全な事業発展の為にも使われているのです。
一概に助成金といっても、様々な種類や特徴があります。
それぞれの助成金には、管轄があり書類の提出先が『厚生労働省』や『経済産業省』など、多くの公的機関から発行されています。
そのため、助成金を申請を依頼する社会保険労務士さんにも、普段出し慣れている種類の助成金もあれば、初めて申請する助成金もあります。
依頼する社会保険労務士さんを選定する際にも、どんな助成金の受給経験があるのかを確認した方が良いでしょう。
助成金をもらえる最低条件は?
助成金には、各コースにそれぞれに条件等があります。
助成金をもらうためには共通の必須条件があります。
その中でも、業務形態ごとにそれぞれ条件が異なっています。
個人事業主

- 就業規則の作成(就業規則に準ずるもの)
- 労働保険への加入労災保険・雇用保険
法人

- 就業規則の作成(就業規則に準ずるもの)
- 労働保険への加入労災保険・雇用保険・社会保険への加入社会保険・厚生年金
美容室に最適な助成金ってどんなの?
助成金には様々な種類や条件があります。
その中でも美容室さんにオススメなのが
「キャリアアップ助成金の正規雇用等転換コース」です。
厚生労働省が発表している概要は下記の通りとなっています。
有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者といったいわゆる非正規雇用の労働者(以下、「有期雇用労働者等」という。)の企業内でのキャリアアップを促進するため、これらの取組を実施した事業主に対して助成をするものです。
ちょっと難しい言葉が並んでいますが
採用するときに正社員ではなく、有期契約社員として採用した後に、一定期間(最低6ヶ月)が立った後、正社員に転換することで受給できる助成金です。
なぜこの助成金がオススメかといいますと「サロン側の負担が少ない点」です。
サロンさんが実際にする作業は、先ほど記載した最低条件の整備と、有期契約社員に対しての給与の設定などです。
あとは申請を依頼する場合社会保険労務士さんに任せれば大丈夫です。
他の助成金について

他にも助成金は多くあり、受給金額が大きいものもあります。
助成金によっては、サロン側で教育カリキュラムを組んだり、スタッフさんがカリキュラムに対しての感想文が求められたりします。
一般的な会社であれば可能かもしれませんが、美容室さんにとってはかなりの負担と言えます。
サロンワークに加え、日々の練習にプラスしてこのような業務があると、オーナー・スタッフ共にとても大変です。
苦労して求人し、やっとスタッフの入社が決まったのに、サロンワーク以外で負担が大きいとサロンを辞めるきっかけになってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
仕組みは理解できたとしても、必要書類の準備や提出等普段のサロンワーク以外の負担がかかってしまい、本業が疎かになっては本末転倒です。
より詳しい助成金のお話や相談等は下記の方からお問い合わせ下さい。
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